ヒアルロン酸とBOTOX注入療法

しわやたるみを目立たなくする簡便な治療法としては注入療法があります。 「最近、額や目の周りに深いしわが目立ち始め、年齢より老けて見られる。手術をしないで、しわを取りたいのですがよい方法はありますか?」 「結婚式や同窓会に出席したいのですが、その前など応急的にしわを取りたいのですがよい方法はありますか?」といった方にはよい方法です。また、しわがなくなったらどんな感じになるのかを体験してみるという気持ちで試みる方もいらっしゃいます。 いずれにしろ、永久に持続するものではありません。しかし、この方法も深いしわにならないためのしわの予防効果はありますので、ときどき利用されるのもよいかもしれません。


1)BOTOX(ボトックス)について

ボトックスはボツリヌス菌から製造され、良性眼瞼痙攣の治療薬として用いられています。アメリカのFDAにおいて安全性が確認されており、世界60ヶ国で使用されています。日本でも厚生労働省の認可のもと、ボトックスビスタが脳外科領域や眼科領域、ペインクリニックにおいて顔面痙攣などの治療にすでに使用されています。近年、美容目的に使用されるようになりました。 ボトックスの治療効果は顔の筋肉の動きを部分的に制限することによってしわを取るというものです。つまりしわは顔の表情筋で生じるので、表情じわの改善に効果的です。
この注射の効果が持続しているうちはしわが目立たなくなり、皮膚も光沢をもった肌になります。 ボトックスを定期的に注射すると眉よせや額にしわをよせるくせ、また笑いじわのくせを自然になおすことができますので深いしわになるのを予防できます。

額の横ジワ、眉を寄せたときにできる縦ジワ、笑ったときにできる目尻のシワ(カラスの足あと)、鼻にできる横ジワ、口のまわりのシワ、あごのシワ(いわゆるうめぼし)、首の縦ジワにも使用できます。また、上まぶたの外側のたるみを軽減することもできます。笑ったときに歯ぐきがわずかに見えて気になる方もボトックスで治すことができます。 顎に注射すると小顔効果があり、咬筋が強く歯ぎしりするかたの予防にも効果があります。
効果は注入より3日目にでてきます。また、2週間で効果が一定になります。その後このボトックスの効果持続期間は6カ月から8カ月前後と思われます。 欠点としては顔の筋肉の動きを部分的に制限することによってシワをとるので、顔の表情がなくなるような感じ(かたい表情)や一時的に眼瞼下垂なることがあります。 これは量を多く注射したときや、広い範囲に注射した際に生じます。ですから量の調節に技術を要します。この治療は顔の表情のバランスをとることが最も重要ですから、適切な量と注射部位の範囲を習熟した医師が注射を行うことが重要です。

副作用)
重篤な合併症はありません。下記はマッサージや超音波などで軽減できます。
 ・眼瞼下垂
 ・お顔の表情の消失

費 用
・ひたいの横ジワ 40,000円+消費税
・眉間の縦ジワ 40,000円+消費税
・ひたい+眉間の縦ジワを合わせて 60,000円+消費税
・目尻のシワ 25,000円+消費税 (片側)
・小顔 80,000〜100,000円+消費税
・下顎のうめぼしシワ 50,000円+消費税
2)ヒアルロン酸について

鼻から口のまわりのいわゆるホウレイ線のシワ、眉間のしわが適応になります。一時的にしわがなくなりますが、数ヶ月(約6ヶ月)でもとにもどります。最近は持続期間の長い製品がでてきました(約1年~)ので当院ではそれを使用しています。注入を重ねると注入部のコラーゲンや線維が増えて、しわが目立たなくなる方もいらっしゃいます。 ヒアルロン酸は手軽にシワを目立たなくしますが、注射の技術がとても重要です。血管に入ると塞栓を起こして、血管の流れを止めてしまいます。だから、注入時に血管に注入しないよう逆流のチェックをし、引きながら注射する技術が必要です。十分な経験をもつ医師の施設で治療しましょう。

副作用)
軽度なものは生じることがあります
 ・皮膚の硬結→下記はマッサージ弥や超音波などで軽減できます。
 ・皮下出血→注射後に圧迫、止血剤や漢方薬の内服
重篤なもの
当院では矢永博子が行った20年間、下記の副作用はありません。世界的には報告例があります。日本でも僅かですが症例報告があります。
 ・皮膚壊死
 ・失明 (きわめてまれ)
 ・脳梗塞(きわめてまれ)

費 用
・眉間の縦ジワ 60,000円+消費税
・鼻から口のまわりのシワ:ホウレイ線 60,000円+消費税
・ひたい+眉間の縦ジワを合わせて 60,000円+消費税
・目の下のへこみ 30,000円(片側)+消費税
・隆鼻 80,000円+消費税
3)自家血液PRP注入法

第3種再生医療の1つである自家PRP療法は血液の中の"血小板"と呼ばれる成分をご自身の血液から抽出して、お顔のしわやたるみの部分に注射する方法です。自分の力で肌の若返りを図る、今話題の再生医療を応用した方法です。 老化して痛んだ細胞を元気にし、お顔のシワやたるみを改善します。これは異物ではなく御自身のものですからアレルギーの心配がなく、安全で効果の高い方法です。 こめかみのへこみ、眉間の上のへこみ、目の下のたるみ、目の上の軽いへこみ、ホウレイ線が適応になります。 ご自分の血液から多血小板血漿というサイトカインを含む成分を抽出して、お顔のしわやたるみなどへこみの部分に注入します。

副作用)
軽度なものは生じることがあります
 ・皮膚の硬結→下記はマッサージや超音波などで軽減できます。
 ・皮下出血→注射後に圧迫、止血剤や漢方薬の内服

費 用:1ccを50,000〜60,000円+消費税が目安です
・両側下眼瞼+ゴルゴライン 6cc
・両側上下眼瞼+ゴルゴライン+両側頬部 7cc
・両側下眼瞼+両側頬部+ゴルゴライン 8cc
・両側下眼瞼+ゴルゴライン+両側ホウレイ線 8cc
・両側下眼瞼+両側頬部+両側ホウレイ線
 +マリオネットライン
10cc
 その部位をどのくらいの量で行うかは診察後相談して決めています。
4)自家線維芽細胞(肌の幹細胞)を用いた再生医療

あなたご自身の線維芽細胞を注入し、その注入した線維芽細胞がご自身のコラーゲンなどの肌の構成成分を産生することで、皮膚のへこみ(しわ、たるみ等)などお肌の再生と活性化が期待されます。お肌のメインテナンスには良い方法です。注入する細胞はあなたご自身のものなので自然な治療効果が期待できます。また、拒絶(体内のものを異物と認識して排除すること)されることがないので安心です。
最新のお肌の治療は第2種再生医療の1つである自家線維芽細胞注入療法があります。これは特に目の周りの小ジワ、お顔の肌質、はりの改善に効果が期待できます。ご自分の肌の一部を耳の後ろから少量採取し、細胞工学的に肌の幹細胞である線維芽細胞を培養して増します。皮膚を採取してから次の自家線維芽細胞注入が可能な状態まで約1〜2ヶ月の培養の期間が必要です。自家線維芽細胞は凍結保存することができるので年単位で保存できます。

副作用)
軽度なものは生じることがあります
 ・皮膚の硬結→下記はマッサージや超音波などで軽減できます。
 ・皮下出血→注射後に圧迫、止血剤や漢方薬の内服

費 用:1ccを80,000〜100,000円+消費税が目安ですが、お顔の治療部位の範囲により料金を患者さんと相談して決めています。
・前額 4〜5cc
・両側下眼瞼 5cc
・両側上下眼瞼+目尻 6cc
・両側下眼瞼+両側頬部(ゴルゴライン) 8cc
・両側下眼瞼+両側ホウレイ線
 +マリオネットライン
6〜8cc
・両側下眼瞼+両側頬部(ゴルゴライン)
 +両側ホウレイ線+マリオネットライン
10 cc
自家線維芽細胞は凍結保存することができるので、貴方の肌の細胞を年単位で保存できますのでメインテナンスにも適しています。
5)マイクロリポ脂肪注入によるしわ取り

ご自身の脂肪を微小サイズに細かく処理(マイクロリポ)し、目の下、ほほ、ホウレイ線、口唇のしわやたるみに注入する治療です。しわやたるみが目立たなくなります。
目の下のたるみとしわ、頬のたるみ、ホウレイ線、口唇のしわに脂肪注入すると若いかたのようにはりのある顔になります。ですからフェイスリフト手術を行うのがためらわれる方はメスを入れないリフト効果が期待できるので、若返りの方法としてはよい方法です。また、しみが薄くなり、肌質がきれいになるのもこの治療の効果です。現在、注入したマイクロリポの脂肪は治療法の改良によりマイクロリポは70〜80%は定着してそのまま残ります。ご自身の組織なのでヒアルロン酸やコラーゲンのように全部吸収されてなくなることはありません。お顔を彫刻のようにバランスを整える治療で、建物でいうとお顔の表面でなく土台をたて治す治療になります。
副作用)
軽度なものは生じることがあります
 ・皮膚の硬結→下記はマッサージや超音波などで軽減できます。
 ・皮下出血→注射後に圧迫、止血剤や漢方薬の内服

費 用:600,000〜800,000円+消費税が目安ですが、お顔の治療部位の範囲により料金を患者さんと相談して決めています。
6)博子クリーム

矢永博子が細胞工学の技術で作製したしわとりクリームは小ジワや乾燥肌にとても効果があります。
ぜひ試してみて下さい。 (1個 5,000円+5%消費税)

肌の再生医療(線維芽細胞とPRP)

最新のお肌の治療法としては再生医療の1つである肌細胞注入療法があります。これは特に目の周りの小ジワ、顔面全体の肌質、はりの改善に効果が現れます。 ご自分の肌の一部を耳の後ろから8mm程度採取し、細胞工学的に肌の細胞である線維芽細胞を培養して増します。皮膚を採取してから次の自家線維芽細胞注入が可能な状態まで約1〜2ヶ月の培養の期間が必要です。
あなたご自身の線維芽細胞を注入し、その注入した線維芽細胞がコラーゲン等を産生することで、皮膚のへこみ(しわ、たるみ等)を修復することが期待されます。注入する細胞はあなたご自身のものなので、拒絶(体内のものを異物と認識して排除すること)されることなく効果が持続されます。
当院は2015年から再生医療安全確保法の第2種再生医療の認定施設です。
     細胞加工施設施設番号: FC7140009
     細胞提供施設(自家培養線維芽細胞注入):認定番号/ PB7150006

国外では、アメリカのIsolagen 社(現fibrocell science社。以下「fibrocell science社」とする。)が、1995年から1999年までに約1,500 症例の臨床研究を実施している。自家真皮線維芽細胞は幹細胞治療の1つです。1回もしくは4週間後に1回追加する真皮深層に注入する方法です。鼻唇・眉間・唇周囲・眼瞼・頬のしわ、ほうれい線、にきび跡、瘢痕を対象疾患としています。有効性評価は、注入前と、注入後3~6ヶ月おきの撮影写真における改善の比較、及び患者の満足度と改善の程度を10点評価して判断基準としている。1年の短期フォローにおいて、7.8点の改善度、92%の満足度が得られた。また、3~4年の長期フォローにおいても、6.46点の改善度、70%の満足度が得られており、本治療における継続した治療効果が示唆されています。
2011年6月には安全性及び治療の有効性についてFDA から認証され、しわ治療のための線維芽細胞補充療法製品「LAVIV®」が教育を受けた医療機関向けに流通しています。
国内では、保険外診療にて前述した細胞補充療法製品と同様の技術等を用いた治療が提供されている状況にある。線維芽細胞を用いた治療として、国内においては、平成12—14年に、「厚生労働科学研究費補助金 再生医療ミレニアムプロジェクト」として、北里大学人工皮膚研究開発センターを中心に、30施設以上の大学、クリニックによる多施設臨床研究が実施され、安全性と有効性が示唆された。このプロジェクトには私も参加しました。


1)培養線維芽細胞(自己コラーゲン)注入によるシワの治療

一般に使用されているヒアルロン酸やコラーゲン(市販されているコラーゲンはウシ由来)は本人の組織ではないので、いずれ吸収されてしまいます。ヒアルロン酸やウシコラーゲンをなどの異物や注入することに抵抗感のある方には自家肌細胞移植の選択肢があります。自家培養線維芽細胞注入療法は最小限の犠牲で、ある程度自由な量のご自分の線維芽細胞組織を移植することができます。 当院ではこの治療を開設以来、再生医療の当院独自の細胞培養の技術を使って治療に用いています。  従来の動物のコラーゲンや他人のコラーゲンに比べて多少割高になりますが、自分の線維芽細胞は何年も凍結保存することができるので、追加移植も可能です。また若いときの細胞を保存し、年をとってから使用することも可能です。日本でも当院と同様に自家培養線維芽細胞を移植する治療がおこなわれています。当院で行う自家培養線維芽細胞注入療法はいいかえれば、ご本人のオーダーメイドのコラーゲン注入治療です。

費 用:1ccを100.000円+消費税が目安です
・両側下眼瞼 5cc
・両側上下眼瞼 6〜8cc
・両側下眼瞼+両側頬部 8cc
・両側下眼瞼+両側ホウレイ線 6〜8cc
・額+両側下眼瞼+両側頬部(ゴルゴライン)+両側ホウレイ線+マリオネットライン 10〜12cc
 その部位をどのくらいの量で行うかは診察後相談して決めています。
2)自家血液PRP注入法

血液の中の"血小板"と呼ばれる成分をご自身の血液から抽出して、お顔のしわやたるみの部分に注射します。濃縮した血小板にはにはVEGF, PDGF, EGF, IGF-1, TGFα, TGFβ1, bFGFなどの増殖因子が多く含まれています(Winter, Nature 193:293-294.1962)。実際、PRPは皮膚潰瘍、糖尿病性潰瘍、褥瘡の治療に使用されてきました。また、歯科領域、整形外科領域(スポーツ選手の腱の断裂の治療など)に用いられています。形成外科領域では抗加齢医療として汎用されており、顔面のしわ、たるみ、ホウレイ線に対して使用されてきました。(Cervelli, Tissue Engineering: Part C, 15:625, 2009、Anthony, Facial Plast Surg, 25:270, 2009、松田,形成外科,55:1293,2012.、林,PEPARS,81,32 2013
サイトカイン等は自分の力で肌の若返りを図る再生医療を応用した新しい肌の治療方法です。
老化して痛んだ細胞を元気にし、お顔のシワやたるみを改善します。これは異物ではなく御自身のものですからアレルギーの心配がなく、安全で効果の高い方法です。
こめかみのへこみ、眉間の上のへこみ、目の下のたるみ、目の上の軽いへこみ、ホウレイ線が適応になります。
ご自分の血液から多血小板血漿というサイトカインを含む成分を抽出して、へこみの部分に注入します。
 当院は2015年から再生医療安全確保法の第3種再生医療の認定施設です。 PRPは第3種になります。
     細胞加工施設施設番号: FC7140009
     細胞提供施設(自家PRP注入):認定番号/ PC7150066

費 用:1ccを50.000円+消費税が目安です
・両側下眼瞼 5cc
・両側上下眼瞼 8cc
・両側下眼瞼+両側頬部 8〜10cc
・両側下眼瞼+両側ホウレイ線 6〜8cc
・額+両側下眼瞼+両側頬部(ゴルゴライン)+両側ホウレイ線+マリオネットライン 10〜12cc
 その部位をどのくらいの量で行うかは診察後相談して決めています。

マイクロリポ(微小脂肪移植)による若返り

1)マイクロリポによる若返り

マイクロリポとは微小脂肪注入のことです。ご自身の脂肪をお腹や太ももから注射器で採取して、50〜200ミクロンの小さい脂肪(微小脂肪)に細切します。これを口周りのたるみやシワの部分、そして頬のこけた部分や目の下のくぼみ、目の上のくぼみ、こめかみのへこみ、眉間のシワに注入します。
 フェイスリフトなどのリフトは横や斜めに皮膚を引き上げる方法ですが、マイクロリポは中顔面を若い方のようにお顔を立体的に彫刻のように形づくる方法です。このため平面的でなく立体的な美しさを形成します。
 マイクロリポはご自分の組織なので、吸収されてなくなることはありません。 マイクロリポは従来の脂肪移植(定着40〜50%)に比べるとお顔へのマイクロリポの定着は80%以上ですので、生着するとそのまま長期間残ります。この点が他の注入療法と異なります。
これまでのヒアルロン酸、合成ヒアルロン酸、異種コラーゲンなどは本人の組織ではなく、患者自身の身体にとっては異物として認識されるため、いずれ吸収されてしまいます。またアレルギー反応が生じる可能性もあります。
マイクロリポは自家組織なのでアレルギー反応がほとんど見られないのでダウンタイムが少ないのも利点です。

若返りの方法としてはフェイスリフトと違い皮膚にメスをいれない方法で、若返るので患者さんは大変満足します。
また、2日目から顔も洗えますし、お化粧もできます。手術は局所麻酔+静脈麻酔をするので痛みはありません。安心して受けられて下さい。

副作用)
軽度なものは生じることがあります。
 ・皮膚の硬結→下記はマッサージや超音波などで軽減できます。
 ・皮下出血→注射後に圧迫、止血剤や漢方薬の内服

費 用
・両側下眼瞼 300,000円+消費税
・両側上下眼瞼 400,000円+消費税
・両側下眼瞼+頬部 300,000円+消費税
・両側下眼瞼+頬部+ホウレイ線 500,000円+消費税
・眉間+両側下眼瞼+頬部(ゴルゴライン+ホウレイ線+口まわりマリオネットライン 600,000〜800,000円+消費税
2)リードファインによるリフト

ほほのたるみ、とくに目の下の部分の脂肪が下垂してほほの高まりのない方が適応になります。糸をほほの脂肪の深い層からこめかみの有毛部の筋膜にとめるため、リフトの保持の期間が長期間(5年間で80%以上の保持力)であることが優れています。これがフェザーリフトなどの他の糸でのリフトとの大きな違いです。
米国の美容形成外科医であるゴードン佐々木先生が開発した頬部を糸でつり上げて行う方法です。頬部からこめかみにかけて糸を固定してひきあげます。
頬の高まりのない方にはとても効果的です。中顔面が引きあがりますので、思った以上に若返ります。頭の毛の中に1cmくらいの縫合のきずができますが、頬部は注射のあとくらいのきずなのでほとんど目立ちません。また、2日目から顔も洗えますし、お化粧もできます。糸を入れるときは局所麻酔+静脈麻酔をするので痛みはありません。安心して受けられて下さい。
頭の毛の部位を3cmくらい切開することでテポラールリフト(こめかみを引き上げる)を合わせて手術できます。