糸によるリフト

1)リードファインによるリフト

外科縫合に用いる吸収性の糸でできているリードファインは中国式の針療法に用いるくらいの長さの針に糸を添わせた装置です。
これをお顔の様々な場所に打つことができます。リフトの持続期間は6ヶ月から1年と短いのですが、リードファインが吸収することでその場所にコラーゲンが生成されるので若返りには有効です。
すこしずつ自然な間にで維持していきたい方には良い方法です。
また、何回使用しても良く、お顔に糸による引きつれができないのが利点です。 皮下に挿入するコーンタイプや非吸収性の糸は笑ったときに線が見えるのが何点です。リードファインはそうした心配のない糸です。

副作用)
軽度なものは生じることがあります
・ 皮膚の硬結→下記はマッサージや超音波などで軽減できます。
・ 皮下出血→注射後に圧迫、止血剤や漢方薬の内服

費 用:1本あたり20.000円+消費税
 通常、8〜10本使用します。10本以上は1本あたり15.000円+消費税
 使用する本数は患者さんと相談して決めています。
2)ケーブルスーチャー変法によるリフト

ほほのたるみ、とくに目の下の部分の脂肪が下垂してほほの高まりのない方が適応になります。糸をほほの脂肪の深い層からこめかみの有毛部の筋膜にとめるため、リフトの保持の期間が長期間(5年間で80%以上の保持力)であることが優れています。また、皮下ではなくもっと深い脂肪層に挿入するので笑ったときに線が見えることはなくこれがコーンタイプや非吸収性の糸などの他の糸との大きな違いです。
米国の美容形成外科医であるゴードン佐々木先生が開発した頬部を糸でつり上げて行う方法を改良した方法です。頬部からこめかみにかけて糸を固定してひきあげます。
頬の高まりのない方にはとても効果的です。中顔面が引きあがりますので、思った以上に若返ります。頭の毛の中に1cmくらいの縫合のきずができますが、頬部は注射のあとくらいのきずなのでほとんど目立ちません。また、2日目から顔も洗えますし、お化粧もできます。糸を入れるときは局所麻酔+静脈麻酔をするので痛みはありません。安心して受けられて下さい。
頭の毛の部位を3cmくらい切開することでテポラールリフト(こめかみを引き上げる)を合わせて手術できます。
脂肪注入マイクロリポとも併用ができます。

副作用)
軽度なものは生じることがあります
・ 皮膚の硬結→下記はマッサージや超音波などで軽減できます。
・ 皮下出血→注射後に圧迫、止血剤や漢方薬の内服

費 用 500,000円+消費税

フェイスリフト

フェイスリフトはほほ、首のたるみにたいしてもっともリフトの効果があります。 私は毎年、世界の国際学会に出席していますので世界の動向がわかります。 近年、手術をしない糸を用いた治療やレーザー治療もたるみも治療として用いられていますが、 どれも1年以上の長持ちするものはありません。糸やレーザー治療ではフェイスリフトほどの効果は得られません。 手術が怖いと思われるかもしれませんが満足度は一番得られます。 この手術手技はすでに40年の歴史があり確立された治療方法ですので安心してください。


1)フェイスリフト

私が行うフェイスリフトは皮膚をとる(切除)だけではありません。皮膚のみ切除すると1年くらいで元の状態にもどってしまいます。皮膚の下あるSMASといわれる筋膜も吊り上げ、皮下のリガメントを切除することで頬のたるみが2層で引きあげられます。また、側頭部も合わせて上方に吊り上げ固定を行うので目尻のからこめかみにかけても改善います。側の耳の方向にあごから首にかけて引き上げます。
あごから首にかけてのたるみの激しい場合はあごの下のたるみの原因になる筋膜を縦に縫合してしめます。これら全てをtフェイスリフトと考えて一回の手術で行います。
また、私が心がけているのは「できるだけ腫れを最小限にとどめるようにすること、本人の印象をあまり変えないように、かつ美しく自然に若返るようにすること」です。プロフェッショナルの仕事です。
目がつり上がるまでリフトする手術はおこないません。
手術後の腫れを少なくするオリジナルの工夫をしています。また、キズをできるだけ目立たないようにする工夫もしています。
(術後の経過)
手術日当日:術後は安全のため、夕方まで当院で管理します。顔にフェースバンド(固定)をしますので、帽子やスカーフなど持参してください。
手術翌日:手術の経過の観察。出血はないか?傷の状態はよいか?などチェックします。この日もフェースバンド(固定)をします。
手術翌翌日:フェースバンド(固定)をはずします。この日から、軽い洗顔、洗髪、お化粧ができます。
術後3日目からシャワーをかけて洗ってかまいません。
術後1週目来院、術後10日目来院して抜糸いたします。その後1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月等経過観察します。これはきずあとをきれいにするなど後療法に必要ですのでいらしてください。
腫れは翌日が一番強く、4日目から引いてきます。7日目で約60〜70%、1ヶ月80〜90%です。多少個人差はありますが、フェイスリフトのみでは腫れはそれほど多くはありません。

費 用
・ミニリフト(こめかみを含まない) 600,000円〜+消費税
・フェイスリフトリフト(頬+こめかみ) 800,000円〜+消費税
・フェイスリフトリフト(頬+こめかみ+首) 1000,000円〜+消費税
2)フェイスリフト+マイクロリポ

新しく、フェイスリフトにマイクロリボ(本人の脂肪を細かく調整して中顔面とホウレイ腺、目の下に注入)を組み合わせると皮膚の引きあげだけでなく、 細かい部位のたるみが修正されるので、とてもきれいに若返ります。

(術後の経過)
マイクロリボを行うので、頬が膨らむ分フェイスリフト単独より腫れます。

費 用
・フェイスリフト(頬+こめかみ+首)+マイクロリポ 1200,000円〜+消費税
3)フェイスリフト+脂肪吸引

頬が脂肪で膨れてたるんでいる方はフェイスリフトと脂肪吸引を組み合わせるとすっきりたるみがとれます。
脂肪吸引は小さい管、注射針で吸引するのであとはほとんど残りません。
(術後の経過)
腫れは比較的少ないです。

費 用
・フェイスリフト+脂肪吸引 1000,000円〜+消費税
4)フェイスリフト+下眼瞼しわとり術

下眼瞼しわとり術はフェイスリフトと行うととても効果的です。
眼の周りのしわはとても老けてみえます。同時に行うことで印象がかなり改善します。

費 用
・フェイスリフト+下眼瞼シワ取り 1000,000円〜1200,000円+消費税
5)フェイスリフト+上眼瞼しわとり術

上眼瞼しわとり術もフェイスリフトと同時に行うこともできます。

費 用
・フェイスリフト+上眼瞼シワ取り 1000,000円〜1200,000円+消費税

麻酔は静脈麻酔と局所麻酔で行います。安全管理は非常に大切です。
ですから当院では常勤の麻酔科専門医(矢永茄津)が安全管理を担当しております。